2015/11/22
広島皮膚科医会の症例検討会に参加いたしました。
マムシ咬傷の報告がありました。
日本全体で年間1000件前後のマムシ咬傷が発生していると推測されています。
広島市中心部でもマムシ咬傷があります。
咬まれたヘビを確認できない場合が多く、
マムシ咬傷の診断は症状や牙痕で判断せざるを得ません。
マムシ咬傷の場合、約1cmの間隔で針を刺したような2つの牙痕が
見られることが多いとされています。
咬部直後の出血、水疱のみでなく1肢全体の腫脹や、全身症状を伴うこともあります。
受傷後の厳重な経過観察が必要で、場合によっては入院加療が必要な事もあります。
ヘビに咬まれ、その種類が特定出来ない場合は、ためらわず病院を受診しましょう。