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「Eruptive Hypomelanosis」

JAMA Dermatologyに掲載された論文を紹介します。
「Eruptive Hypomelanosis」
ウイルス感染に伴う皮膚発疹症としてGianotti-Crosti症候群や
pityriasis rosea, asymmetric periflexural exanthem,
eruptive pseudoangiomatosis, papular-purpuric –gloves-and-socks syndromeなど
が知られています。
また原因ウイルスの同定は困難ですが、ウイルス感染に伴う全身性発疹症(中毒疹)も
臨床現場ではよく遭遇します。

本レポートは感冒様症状に伴って出現した脱色素斑9例の報告です。

著者らは「Eruptive Hypomelanosis」として報告しています。
全例が10歳以下の小児の症例であり、顔面以外、特に四肢に生じ、
数cm大の均一な大きさの脱色素斑が多数していることが特徴でした。
無治療にて自然軽快していました。
ウイルスの同定はできていませんが、ウイルス感染との関連がより示唆されるとのことでした。
(JAMA Dermatology 2014; 150, 1197-1200)