2016/01/26
急に冷え込んできました。
この数日は広島市内中心部での積雪がありました。
様々な暖房器具を使用する時期です。
比較的低温の熱源でも長時間皮膚に触れると熱傷が起こります。
それが低温熱傷です。
比較的低い温度（44～50℃）でも、長時間にわたって皮膚の
同じ個所にふれていると、皮下組織まで壊死します。
一般的には、
44℃では3～4時間以上の接触で発症し、
46℃ では30分～1時間、
50℃では2～3分
で発症するといわれます。
湯たんぽ、電気あんか、使い捨てカイロや電気毛布 などを使用する場合、要注意です。
受傷早期では皮膚紅斑と知覚低下程度で一見、浅い熱傷に見えます。
時間の経過とともに受傷部位が黄白色あるいは黒色となり、皮膚壊死が明らかになります。
一般の熱傷より時間がかかって治癒します。
カイロや湯たんぽ等は皮膚の接触部位をかえるようにしましょう。
温風が発生する暖房器具をつけたまま数時間眠ってしまい、受傷することもあります。
暖房器具のつけっぱなしには十分に注意しましょう。
