2016/01/07
1月7日にざ瘡に対する新薬が発売されました。
キノロン系外用抗菌剤であるゼビアックスローションです。
抗生物質であるオゼノキサシンが配合されたローション剤です。
1日1回、洗顔後に患部に外用します。
粘性があり液だれしにくいので
指先にとってニキビに直接塗布する事が可能です。
副作用として1%程度に、塗布部のそう痒や刺激感が
報告されています。
ざ瘡治療を行う場合、長期的に耐性菌の出現を
抑えることが重要です。
キノロン系である薬剤の特性、内服でなく外用であること、
などから耐性菌の出現率が低くなることが期待されています。
当院では、本外用剤を単剤で使用するのみでなく、
アダパレンゲル(ディフェリンゲル)や
過酸化ベンゾイルゲル(ベピオゲル)を夜外用し、
ゼビアックスローションを朝外用するといった使用法を
行っています。
また液だれしない特性を生かし、
指先にとった薬剤をニキビ表面に置くように外用する方法をお勧めしています。