広島市南区段原日出の皮膚科、アレルギー科なら、しんどう皮ふ科アレルギー科

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ほくろが急に盛り上がった場合は・・

もとからあった皮膚の腫瘍(できもの)に急な変化があった場合は
悪性の変化を起こした(がんになった)可能性があるので
皮膚科の受診をおすすめします。

例えば
急に大きくなった、
急に色が変わった、
血が出るようになった、
盛り上がってきた、
等が起こった場合には皮膚科を受診しましょう。

ただ急な変化でも良性病変の合併症のこともあります。
その場合、放置しても構いません。

良性のほくろでみられる急な変化の一つを紹介します。

ほくろの病変の深部(あるいは病変内)に
毛穴(毛包)が隠れている場合があります。

 (図1:ほくろの病変の顕微鏡写真です。
  中央にある帯状の構造が毛包です。
  その周りの赤い領域がほくろの細胞です)

その毛穴が大きくなると、ほくろ自体が大きくなったように見えます。

 (図2:ほくろの病変内にある毛包が
  拡大しています。
  中央やや右に見える嚢胞状の構造が
  ほくろの病変内で拡張した毛包です)

この場合、ほくろが悪性化しているわけではないので放置しても構いません。

ただしほくろが
急に盛り上がった場合、
急に大きくなった場合には
悪性変化の可能性もあるので素人判断は禁物です。

ほくろに急な変化が起こった場合には、ためらわずに皮膚科を受診してください。